2005年 03月 03日
亡国のイージス 福井 晴敏著 |
映画「ローレライ」を観ようと思い、映画を観てから原作の「終戦のローレライ」を読もうと
思っていたのだけど、その他の福井作品が気になって読んでみた。
この作品も映画化されると知ったのは本を買ってからの事だった。
物語は人物紹介から始まる。
某氏が「話がなかなか動かないから、何度か挫折しかけた」と言うのもわからなくも無いぐらい
「本題」に入るまで時間がかかる。
序盤に限らず、人物設定が結構細かい。
この辺が紙数を増やしてる原因だと思うけど、このぐらいの細かさなら俺としては許容範囲。
人物紹介が終わって段々と「事件」に入っていくのだけど、
起こる場所は、自衛隊の護衛艦の中という閉鎖された場所。
ここでも細かい描写があり、色んな専門用語が出てくるのでそういうのが苦手に人は敬遠
するかも。
「事件」に入ってからの物語は、序盤とは打って変わって目まぐるしく展開するので、
そこからは終盤まで一気に読んでいけた。
その「事件」も、現実に起こらないとは言えないような話でそら恐ろしかった。
(実際に起きたとしても、我々一般市民にゃ知らされないだろうけど..)
人物設定が細かいだけに、キャラクターは魅力的で感情移入し易い。
ただ、敵方の兵士の設定をもう少し細かく書いてくれると良かったかな。
ボスの設定はもちろん細かいけどね。
あと、自衛隊の兵器はたくさん出てくるので、そういうのが好きな人にはお勧め。
兵器だけじゃなくて、自衛隊(特に海自)の慣習みたいなのも詳しく書いてある。
最後に、映画化のキャストに異論あり。
仙石曹長に真田広之は無いだろう...
思っていたのだけど、その他の福井作品が気になって読んでみた。
この作品も映画化されると知ったのは本を買ってからの事だった。
物語は人物紹介から始まる。
某氏が「話がなかなか動かないから、何度か挫折しかけた」と言うのもわからなくも無いぐらい
「本題」に入るまで時間がかかる。
序盤に限らず、人物設定が結構細かい。
この辺が紙数を増やしてる原因だと思うけど、このぐらいの細かさなら俺としては許容範囲。
人物紹介が終わって段々と「事件」に入っていくのだけど、
起こる場所は、自衛隊の護衛艦の中という閉鎖された場所。
ここでも細かい描写があり、色んな専門用語が出てくるのでそういうのが苦手に人は敬遠
するかも。
「事件」に入ってからの物語は、序盤とは打って変わって目まぐるしく展開するので、
そこからは終盤まで一気に読んでいけた。
その「事件」も、現実に起こらないとは言えないような話でそら恐ろしかった。
(実際に起きたとしても、我々一般市民にゃ知らされないだろうけど..)
人物設定が細かいだけに、キャラクターは魅力的で感情移入し易い。
ただ、敵方の兵士の設定をもう少し細かく書いてくれると良かったかな。
ボスの設定はもちろん細かいけどね。
あと、自衛隊の兵器はたくさん出てくるので、そういうのが好きな人にはお勧め。
兵器だけじゃなくて、自衛隊(特に海自)の慣習みたいなのも詳しく書いてある。
最後に、映画化のキャストに異論あり。
仙石曹長に真田広之は無いだろう...
by toshi_sat
| 2005-03-03 00:14
| 本